血も涙も無い
|
十年ちょい前くらいに思ったことで、それから誰にも言ったことはなかったんだが、
あるきっかけでふと打ち明けてみたら
鬼 悪魔 人でなし 冷血
などと散々な評価を頂いたという、そんな「ちょっと思ったこと」をここに。
私は、小学校2年生くらいの頃から
週刊少年ジャンプを愛読しており、
読まなかった時といえば、一年間アメリカに行っていた時くらいで、
しかもその時でさえアメリカにジャンプを送ってもらったので
実質ほとんど読み逃していないということになる。
色んな漫画が始まり、終わるのを見てきたわけだが、
そんな私が「ちょっと疑問に思ったこと」があった。
その漫画はドラゴンボールであり、
その疑問はまさにフリーザとの戦いの最中に発生した。
結論から言おう。
「私は、クリリンが死んで孫悟空が激怒する理由がわからなかった」
クリリンなんて、フリーザと戦っているメンバー
(悟空、悟飯、ピッコロ、ベジータ、クリリン)
の中では最弱である。男塾で言うところの雷電役にすらなっていなかった。
「戦力外の、役立たず。それが死んだところで、どうということはないじゃないか。」
当時の私はそう思い、悟空がなぜそこまで、
スーパーサイヤ人として覚醒するほどに怒るのかがわからなかったのだ。
今ならばその理由はわかる。
悟空が亀仙人のもとで修行を始めてからずっと、
クリリンは悟空と一緒にさまざまな冒険、戦いを経てきた、親友であり、
良きライバルでもあった。
そんなクリリンが、フリーザに殺されてしまうわけだ。
クリリンはもう生き返ることはできない。
更に、自分の見ている前でみすみすクリリンをやられてしまった、
自分自身の力不足にも情けなくて、情けなさすぎて怒りがこみあげる。
…と、その時もフォローをしたものの、
しばらくは「ま、クリリンは雑魚だから死んでも良いんだよな?」と
ネタにされますた。(ノω・)
我ながらかなりの冷血さだとは思うが!
今はもう改心?したんだし!ね!
ガキンチョだったころの、ガキンチョ故の冷酷さっていうか、ね!
そういうことにしとこうよ!